投資ぶっく >> 繰上げ支給・繰り上げ受給は大損?(減額率・支給率)
⇒老齢基礎年金の支給開始年齢
⇒繰上げ支給の条件
⇒年金繰り上げ支給の減額率
⇒年金の繰上げ年数と支給率
老齢基礎年金の支給は以前は60歳からとなっておりましたが、現在は原則として65歳からです。
更に、今後はこの支給開始年齢が68歳~70歳へと変更していくことが予想されております。
尚、現在は手続きを行った希望者のみではありますが60歳以降から年金の繰り上げ支給を受けることができるようになっております。
老齢基礎年金の繰上げ支給を受ける場合、支給を受け取り始める開始年数、いわゆる繰り上げる年数によって年金額が変化します。
具体的なパーセンテージは繰上げ1ヶ月につき0.5%ずつ支給額が減額していく仕組みです。
ですから、例えば1年繰り上げを行い64歳から年金支給を受ける場合な0.5%の12ヶ月分となり支給率6%の減額となります。
もし5年間の繰り上げ支給を行う場合は、1年間で6%ですから×5年=30%となり、70%の支給率にしかなりまん。
このように、年金支給額の減額は年金繰上げ支給の請求を行った月から64歳の最後の月までの月数で計算する事になります。
以下は繰上げ年数に対する減額率を差し引いた数値、具体的には満額支給に対して実際に支給される年金の支給率の早見表です。
以下の表を見てもわかる通り年金の繰り上げ支給は、早期に支給開始するほど支給率が低くなるように設定されているため、年金の繰り上げ支給の申請を行う際は、実際の年金受給額をしっかり確認したうえで申請することが重要となります。
【年金の繰上げ年数と支給率】 | |
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繰上げ年数 | 支給率 |
1年繰り上げ | 94% |
2年繰り上げ | 88% |
3年繰り上げ | 82% |
4年繰り上げ | 76% |
5年繰り上げ | 70% |