投資ぶっく >> 株式・FX・債権・証券 >> 投資商品名のファンドとは?意味の解説
⇒ファンドの意味・基礎知識
⇒投資ファンドの魅力と利点
⇒投資信託=ファンドではない
⇒絶対的利益を追求するヘッジファンド
外国債券ファンド、国内株式ファンド、インデックスファンドなど投資商品名の多くにはファンドという言葉をよく見かけます。
このファンドとは、不特定多数の方から資金を集め、投資顧問会社や運用代行機関が投資の代行を行う商品の事です。
ミュージシャンが売り上げの収益の一部を分配するミュージックファンドや、近年知られるようになったワインを保持し値上がり時に売却して利益を分配するワインファンドなど、近年では幅広い分野で投資商品が存在しております。
ファンドを購入するメリットは、その分野に明るい知識を持つファンドマネージャーと呼ばれる専門家や投資会社が投資の運用を行う点です。
投資家は資金を提供し、代行者は人材力や専門知識、情報収集力を活かして投資商品を運用します。
そして目標とする利益を得た場合、投資家は契約時の条件に沿って分配金や配当金を得ることができます。
また、ファンドの魅力は多くの資金が集められる為、個人ではとても購入できないような多額の資金を必要とする投資先であっても潤沢な資金を活用して投資を行う事ができます。
投資家は現実的には投資ファンドを購入するだけですから手間も少なく忙しいサラリーマンや専業主婦であっても投資に参加する事ができる点もひとつの魅力であると言えるでしょう。
投資信託は幅広い投資家から資金を集め専門のファンドマネージャーが資産運用を行う投資商品です。
ですから、投資信託はファンドのひとつであると言えます。
但し、投資信託は行政の監督を受けた投資信託委託業者が管理する商品だけに認められる商品名です。
世の中には行政の監督を受けていない危険なファンド商品もありますから、もし不安がある場合は、商品説明書を確認し投資信託商品であるかどうかについても確認しておくと良いでしょう。
説明書や商品概要書などに投資信託であるとの記載が見当たらない場合は、行政の監督を受けていない委託業者が運営している商品であると把握した上で自己責任で投資先選択する事が大切です。
行政の監督を受けていない場合でも大きな成果を上げているファンドも実際に実在しております。
その代表的な存在がヘッジファンドと呼ばれる世界経済に大きな影響を与えているとも言われているファンドです。
ヘッジファンドは、インデックスファンドなどの一般的なパッシブ運用を行うスタイルとは異なり過激なまでのアクティブ運用を目指して絶対的利益を追求するファンドです。
ヘッジファンドの最低投資額は1億円以上が相場であり、小規模のヘッジファンドでも1000万円以上が最低ラインの目安です。
ヘッジファンドの投資資金は莫大であることから、ヘッジファンドの一挙手一投足によって企業が傾いたり、場合によっては市場が大きく変動する事もあります。
また、有能なヘッジファンドマネージャーの年俸は桁違いに高額な報酬を得ており、総資産は兆単位となっております。