投資ぶっく >> 株式・FX・債権・証券 >> 押し目買いとは?意味・タイミング
⇒押し目買いの意味
⇒押し目とは?
⇒押し目買いの英語読み・用語解説
⇒押し目買いのメリット・タイミング
⇒押し目待ちに押し目なしの実情
押し目買いとは主に株式市場、FX市場などの証券相場で使用される専門用語で相場が一時的に下落してきたタイミングを見計らって買いを入れる証券相場の基本的な手法のひとつじゃ。
押し目とは、例えば為替相場である通貨が上昇トレンド中にある時に、真っすぐに上昇し続けるのではなく、必ず一時的に価格が下落する場面があり、その下落を押しが入った、押し目などと言う。
長期足で見れば直線に見える上昇トレンドでも、時間軸を短くして相場を見れば、そこには押し目がある事も見えてくるじゃろう。
相場は生き物といわれるように常に波のうねりのように上昇と下降を繰り返しており、その流れを完全に予測する事は不可能であると言われておる。
しかし、パーツごとに見ると一定の傾向に沿って相場が動きやすいという特徴があり、統計的にこの場面では買いが伸びやすい、売りが伸びやすいという場面が訪れるものじゃ。
特に上昇トレンドに入った場合、トレンド内で一定期間の下落、もしくはレンジが続いた場合に、あるタイミングで一気に相場が上昇するケースが頻繁に見られるはずじゃ。
これは、大量の押し目買いが入った証拠として認識しやすいため、更なる買いを生み一気に価格が跳ね上がる事もしばしばじゃ。
【押し目買いの英語読み・用語解説】 | |
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用語 | 押し目買い |
読み方 | おしめがい |
英語 | Buy on reactionventure |
類語・別称 | Buy on Dips |
カテゴリ分類 | 株式・FX・債権・証券 |
投資分類 | 証券市場 |
関連語句 | 戻し売り(対義語) |
株式市場、FXなどの為替市場において押し目買いはあらゆる手法の基本となっているように押し目買いの有効性は多くの投資家が認識していると言えます。
押し目買いのタイミングは、価格が下げ始めたことを確認し、その下落が一時的に止まるタイミングでエントリーするのが基本でありベストな位置であると言えます。
例えば、既に上昇トレンドを形成している状況下で、トレンドに乗る場合は、一時的に下落するのを待ってから押し目買いすることで高値掴みの防止に繋がる可能性が高くなります。
英語では『Buy on Dips』という言葉がありますが、これはまさしく『押し目で買っていけ』という意味で、この押し目のタイミングで購入する意識を持つだけで大きく成績に影響をもたらすとも言われております。
しかし、現実的には押し目買いのポイントをピンポイントで掴むことは難しく、そこから更に下落するケースや、上昇トレンドから下降トレンドへの転換点となり価格が下がり続けていくケースもあります。
その為、押し目買いはシンプルであり最高の手法とうたわれているものの、押し目のポイントを確実に予測する事は不可能である点を把握した上でエントリーを行う事が重要になります。
有名な相場の格言に『押し目待ちに押し目なし』という格言があります。
相場に携わっている方であれば必ず一度は耳にされたことがある格言でしょう。
押し目買いは確かに有効的な場面が多い手法ではありますが、そのタイミングを正確に掴むことは難しいものです。
特に、長いレンジ相場の持ち合いが続いた直後に急激に相場が上昇するような場面では、どれだけ押し目買いのタイミングを待っていても一向に下落の波が無く、そのまま価格が突き抜けていくような場面が多いのが実情です。
押し目を待ち続け相場をずっと眺めていたが参入する押し目が無い。これが押し目待ちに押し目無しと言われる所以です。
また押し目のタイミングで買いを入れても、トレンド転換の場面では相場がそのまま下落していく事も少なくありません。
押し目買いは全体的な相場状況を見極め、有効に機能するタイミングで使ってこそ大きな武器になるという事ですね。